脳卒中や脳腫瘍、認知症など” 脳の病気”を早期発見する「脳ドック」
脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は、日本人の死亡原因の第3位となっており、一瞬にして命を奪ったり、言語障害や麻痺などの重い後遺症をもたらすことも少なくありません。これらの病気は「発症してから」の治療では遅く、「発症する前の予防」が重要です。
しかしながら、通常の健康診断や人間ドックは主に生活習慣病関連の疾患を発見することに重きが置かれているため、なかなか脳の病変まで知ることはできません。そこで、脳の病気を未然に発見するために1980年代の後半にスタートしたのが、「脳ドック」です。